むくみ解消は水分コントロールが重要

むくみは様々な原因で体内に余計な水分や老廃物が溜まってしまうことによって起こります。しかし、どの原因にも共通しているのが「水分」というキーワードです。むくまない体作りのコツは、水分の摂り方を工夫して体内の水分量を上手にコントロールすることにあります。体内の水分が多すぎても少なすぎてもむくみは起こります。適度な水分を摂るには何をどう飲めばよいのか、ご説明します。

水分不足はむくみを招く

余計な水分が溜まるとむくみが起こるのなら、水分の摂取量を減らせばよいのでは?と考える人もいるかもしれません。しかし、残念ながら、それは間違い。そう単純ではないのです。人間の体は常に必要なものを吸収し、不要なものを排出しています。

そして、排出には水分が必要不可欠なのです。水分が足りなければ不要なものをスムーズに排出出来なくなって老廃物が体内に溜まったり、また血液の流れが滞ったりして体がむくんでしまいます。喉が渇いたと感じた時にはすでに脱水症状が始まっていると言われます。寝起きや、食事中、食間、運動の前後など、タイミングを見つけてこまめな水分補給を心がけましょう。

水太りには2種類ある。それぞれに合った方法でむくみを改善

いわゆる「水太り」は、文字通り体に余分な水分が溜まっている状態を指します。しかし、一言で水太りと言っても、その原因は水分の摂取量は適正なのに体の代謝が悪く水分を溜めこんでしまっているパターンと、水分を過剰摂取しているパターンの2通りが考えられるのです。

溜めこみタイプの場合、塩分や糖分を摂りすぎている可能性が考えられます。塩分も糖分も水分を蓄える働きがあるので、摂りすぎると必要上のな水分が体に溜まってしまいます。塩分の場合、摂りすぎると体内の塩分濃度を薄めて一定に保つために体が水を溜めこみ、むくみを引き起こします。一方の糖分には水分とくっつきやすい性質があります。

糖分は体内でエネルギーの元となりますが、摂りすぎると使いきれずに残った糖分が水分とくっつき、やはりむくみの原因となります。予防のためには塩分控えめの薄味の食事を心がけることと、甘いものを食べ過ぎない、特にエネルギーの消費が少ない夜には食べないようにすることを心がけましょう。

次に過剰摂取タイプの場合です。水をたくさん飲むと代謝がよくなったり血液がサラサラになるなどの健康増進効果があると言われています。しかし、何事にも限度はあります。摂取量が排出量を上回れば、当然体内には水分が残り、むくみの原因になります。また、極端に多量の水分を摂取すると血液中のナトリウム濃度が低下して、脳浮腫や意識の混濁などを引き起こし最悪の場合死に至る「水中毒」という恐ろしい状態になる可能性もあります。水分の摂取量は多くても一日3リットルまでを目安に考えましょう。

水分補給はなるべく「水」で

あなたはお茶やジュース、コーヒーで水分補給をしたつもりになっていませんか?健康のためには水分補給の際には文字通り「水」を飲むことが大切です。たとえばカフェインを含むお茶やコーヒーを飲むと、カフェインの利尿作用によってトイレが近くなり、腎臓を普段以上に働かせることになりますし、かえって脱水を招きます。すると腎臓のろ過機能に必要な水分も足りなくなり、さらに腎臓に負担がかかってしまいます。

また、カフェインの摂りすぎは腎臓への影響だけでなく、胃痛や睡眠障害、頭痛などの中毒症状を引き起こしたり依存状態になる可能性もあるため、水分補給としてまめに飲むには向きません。また、ジュースや一見水分補給によさそうなスポーツ飲料や経口補水液にも注意が必要です。こうした飲み物には多くの糖分や塩分が含まれているため、特にそれらが不足していない時に飲むと体内の糖分・塩分濃度が上がったり脱水が起こったりし、それを薄めるために体が水を溜めこんでむくみの原因となります。

日常の水分補給はあくまでも「水」で。それ以外の飲み物は飲みすぎないよう気をつけながら楽しみ程度にとどめておきましょう。

厚労省「健康のため水を飲もう」推進運動」(外部サイト)

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