病気が原因のむくみの特徴と受診前に知っておきたい知識

立ち仕事で脚がむくんでしまう、寝起きのむくみが気になる…など、特に女性にとっては美容の大敵でもあり、悩まされている方も多いであろうむくみ。単純なむくみであれば生活習慣や食習慣の改善で予防・解消出来ることも多いです。

それでも効果が見られない慢性的なむくみやそれまでむくんでいなかったのに急にむくみが目立つようになった場合は、病気のサインである可能性があります。異常を感じたら大袈裟だと思わず早目の受診を心がけましょう。何事もなければ安心出来ますし、万が一重大な病気であっても早期発見出来れば治癒の可能性や治療期間、治療費にも差が出てきます。

病院にかかる時は、誤診などのトラブルを避けるためにも出来るだけ詳しい症状を記録して医師に伝えるようにするとよいでしょう。むくみ以外に確認すべき症状と、病院を受診する際の詳しい注意点を、以下に記載します。

病気かな?と思ったら。むくみ以外の症状をチェック

病気が原因でむくみが起こっている場合、それ以外にも症状が現れているはずです。小さな症状だと見落としがちですが、病気を疑う場合には必ず確認しておきましょう。

急激な体重増加

むくみが現れたのと同時期に体重が急激に増加している場合は、肝臓、腎臓、心臓などの内臓疾患の可能性があります。普段から体重を測る習慣がないと気がつきにくいですが、異常を感じたら積極的に体重を測るようにしましょう。内臓疾患の場合の受診科は、消化器科または内科です。

ふくらはぎの血管がコブ状に膨らむ

慢性的な脚のむくみで考えられるのは「下肢静脈瘤」です。静脈瘤とは読んで字のごとく、静脈がコブ(瘤)のように膨らむ病気です。血管の膨らみやむくみの他、足のつり、皮膚の変色、痒みといった症状も現れます。また、午後から夕方に症状が強く出るのも特徴です。40代以上の女性や立ち仕事の人に多い病気なので、心当たりがある場合は一度確認してみましょう。

命にかかわる病気ではないので、過剰に心配する必要はありません。おすすめの受診科は血管外科ですが、近くの病院に血管外科がない場合、心臓血管外科、一般外科、皮膚科でも受診出来ます。

疲労感、便秘、甲状腺の腫れ

むくみ以外に疲れやすくなったり甲状腺が腫れる、便秘がちになるといった症状がある場合には、「甲状腺機能低下症」の可能性があります。甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌が慢性的に不足する病気です。女性に多いのが特徴で、出産をきっかけに現れることもあります。また、元々甲状腺の機能に何らかの異常のある人が海藻を摂取しすぎたことによって発症するケースもあります。受診科は内分泌内科、または内科になります。

上記以外にも、何らかの病気の症状や薬の副作用としてむくみが現れることがあります。もしすでに病院にかかっている場合は、自己判断せずまず医師に相談するようにしましょう。

受診の際の注意点

むくみで病院にかかる場合、現在の症状をきちんと詳しく説明する必要があります。伝えるべきポイントをしっかり把握しておきましょう。

いつむくむか

むくみが起きるシーンは人によって様々です。一日のうちのいつむくみが気になるのか、例えば寝起き、午後、特定の行動をした後など、むくみが起きた時間帯や原因と考えられる行動を自分できちんと記憶、記録しておきましょう。

どこがむくむのか

顔がむくむ、脚がむくむ、全身がむくむなど、むくむ部位を把握しておきましょう。むくみが全身に起きている場合は、その中でも特にどの部位が気になるのか医師にはっきりと伝えましょう。

むくみの発生時期

いつからむくみが気になるようになったか、どのくらいの期間むくみが続いているかなど、発生・継続期間をきちんと把握しておきましょう。むくみの期間の長さによって、考えられる病気も違ってくる可能性があるためです。また、むくみを解消するために何らかの対策を試してみた場合は、その方法と期間もあわせて医師に伝えましょう。

たとえば「3か月前から禁酒をし、塩分も控えているがむくみが治まらない」「1ヶ月間着圧ストッキングを履いてみたが悪化している」など、出来るだけ具体的に伝えることが大切です。また、病気に起因するむくみを疑い始めたら、なるべく早い段階から簡単なメモでも構わないので毎日「いつ」「どんなシチュエーションで」むくみが発生したのか記録をつけておくと受診がスムーズになります。女性の場合はホルモンの乱れが原因になっている場合もあるので、生理の記録もつけておくとなおよいでしょう。

むくみを引き起こす原因は様々です。症状をより詳しく伝えられればその分早く原因を解明することが出来、誤診の予防にもなります。自分の症状をしっかりと把握、記録して受診に備えましょう。

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